確認テストに挑戦 (地理編)

通訳案内士試験

ここまでのエントリーを読んでこられた方は、既に通訳案内士試験に向けて勉強に取り掛かられているのではないかと思います。そんな中には、1次試験が終わるまでこのHPに戻ってこない方もいらっしゃるかもしれません。それはそれで構わないのですが、私としては少々寂しい気もしますので、勉強された内容を確認できるよう、テストを用意しておく事にしました。

これまでの解説でもお話しましたが、邦文試験、特に地理と歴史の試験では、地図や写真を使った問題に対応しておく事が、基準点突破の大きな鍵になります。その種の問題にチャレンジできるようにしておきますので、ぜひ有効活用してください。

試していただくとわかりますが、問題は基本4問で1セットのマッチング形式になっています。使用している地図や写真も本番のテストにあわせてグレースケール (白黒) で作っておきました。また制限時間も切ってありますので、知識があやふやな方には難しいと思います。

問題数はまだ少ないですが、今後適宜増やしていく予定です。しかしながら、プログラムを書くのに時間がかかりますので、すぐには増やす事はできません。時間をみつけては作っていこうと思いますが、もしお気づきの点などございましたら、トップページのコメントから私の方に御連絡ください。



■ 通訳案内士試験対策問題: 地理編 (217問) ■
通訳案内士試験: 日本の国立公園日本の国立公園 (24問)

通訳案内士試験: 日本の神社・仏閣日本の神社・仏閣 (20問)

通訳案内士試験: 日本の祭り日本の祭り (20問)

通訳案内士試験: 日本の景勝地日本の景勝地 (20問)

通訳案内士試験: 遊園地・テーマパーク遊園地・テーマパーク (12問)

通訳案内士試験: 日本の名湯・秘湯日本の名湯・秘湯 (20問)

通訳案内士試験: 日本の街並み日本の街並み (24問)

通訳案内士試験: 日本の国定公園(1)日本の国定公園(1) (20問)

通訳案内士試験: 日本の国定公園(2)日本の国定公園(2) (20問)

通訳案内士試験: 日本の国定公園(3)日本の国定公園(3) (16問)

通訳案内士試験: 日本の気候日本の気候(21問)


※ プログラムの関係上、テスト画面を見るには 1024 × 768 以上の解像度がないと苦しいかもしれません。
※ 問題作成には気を使ってはいますが、間違い等あるかもしれません。その場合、こちらとしては責任は負いかねますので、予めご了承ください。またプログラムによって何らかの問題が生じたとしても責任は負いませんので、併せてご了承ください。


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確認テストに挑戦(一般常識編)



以前のエントリーでも述べたように、一般常識試験の出題範囲は地理や歴史の勉強と被る部分がかなりあります。ですが、ここで取り上げるようないくつかの知識については、やはり一般常識の分野の知識として知っておいてもらいたいものです。ちょっとしたクイズ問題に挑戦するぐらいの軽い気持ちでチャレンジしてみてください。



■ 通訳案内士試験対策問題: 一般常識編 (112問) ■
通訳案内士試験: 日本の天然記念物 (動物編)日本の天然記念物 (動物編12問)

通訳案内士試験: 日本の天然記念物 (植物編)日本の天然記念物 (植物編12問)

通訳案内士試験: 日本のノーベル賞受賞者日本のノーベル賞受賞者(16問)

通訳案内士試験: 日本の世界遺産とその候補地日本の世界遺産とその候補地(24問)

通訳案内士試験: 誰だかわかりますか?誰だかわかりますか?(28問)

通訳案内士試験: ご当地キャラご当地キャラ(20問)



※ プログラムの関係上、テスト画面を見るには 1024 × 768 以上の解像度がないと苦しいかもしれません。
※ 問題作成には気を使ってはいますが、間違い等あるかもしれません。その場合、こちらとしては責任は負いかねますので、予めご了承ください。またプログラムによって何らかの問題が生じたとしても責任は負いませんので、併せてご了承ください。


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1度は自分で問題を作ってみよう!

通訳案内士試験

これまでこのサイトをもっと多くの人に利用してもらえるようにと、邦文試験、特にその中でも写真やグラフを使った対策問題を作ってこのHPで公開してきました。これは、自分が受験した時にこういうものがあれば便利なのになあ、と思っていた事がきっかけです。いくつかの本を買えばこういったデータは資料としては手に入るのですが、それを自分がどの程度暗記できているかを確認する方法がこれまでありませんでした。また私の知る限りではこの手の問題をHPで公開しているところもありません。ですので、これから通訳案内士試験を受験される方にとって、これらの問題は非常に役に立つという事を確信しています。

こういったものが利用できれば、わざわざ自分で作る必要はありません。たとえそれらの問題が全てをカバーしていなくても、自分で1から作る時間や労力を考えれば、既に利用できるものを使って勉強していた方がはるかに短時間で結果を出せるからです。但し、時間的に少し余裕にある人は、1度自分で問題を作ってみるということを私はお勧めします。というのは、自分でやってみると、出題者の視点がよくわかるようになるからです。

私のようにサイトを公開している立場から言うと、できるだけ多くのマテリアルをカバーしたいという思いがありますから、このHPでは可能な限り多くの問題を公開しています。しかし、その問題全てが試験において同じだけ大切かというと、決してそうではなく、好んで出題されるものとそうでないものがはっきり別れています。その違いはなんでしょうか。

それを理解するには、一度実際に問題を作るという作業をしてみるとよいでしょう。いまから少し時間を取って 「日本の城」 という題目で問題を10問作ってみてください。

あなたはどの城を選びますか。その根拠は何ですか。選んだ理由は、その歴史的な価値によるものか、建築物としての価値ですか? そういったものを考え合わせていくと、本当に覚えなければならないものは自ずと限られてきます。加えて写真問題では、誰が見てもそうだとわかるものでなければならないので、画像問題で覚えなければならないものは、かなり限られてくると考えて間違いないはずです。

私自身はこのHPの問題として以下の20を選びました。

熊本城  首里城  松山城  丸亀城  高知城  岡山城  会津若松城 
松江城  姫路城  彦根城  二条城  大阪城  犬山城  名古屋城
金沢城  松本城  江戸城  五稜郭  弘前城  小田原城  

通訳案内士試験対策資料:日本の城

この中から10に絞るとなると少々難しいですが、いくつかのものは直ぐに選ぶことができます。例えば、私なら 「五稜郭」 などは真っ先にピックアップすると思います。城郭ではありますが、形状的に見て誰が見ても間違いようがないですし、江戸から明治への移行期における最後の砦的な意味合いも強いです。実際に 「五稜郭」 が過去に何度通訳案内士試験に出題されたのかは把握していませんが、例え出題されていなくても、画像問題では要注意であることは間違いありません。

こうやってやっていくと、覚える必要のあるものは本当に限られてきます。そしてこういったことが、効率よく勉強するということなのだとわかってくればしめたものです。そういう効果を期待して、あなたも1度は問題を作ってみてはいかがですか。良いのができたら、このサイトでシェアしてくださいね。 魚

PS.来週か再来週あたりにこのサイトで「日本のランドマーク」と題する問題を20問公開する予定にしています。みなさんもそれまでに自分自身でランドマークをピックアップしてみてください。私とどれ程意見が一致するか、もしくはしないかを見るのもいい経験になると思います。

ちなみに私の思うランドマークの定義は、比較的新しい建造物で、その形状を見れば日本人なら誰でもわかるようなもの、例えば東京タワーであるとか通天閣とかいったものを想定しています。あとの18個はみなさんの想像にお任せします。

確認テストに挑戦 (歴史編)

通訳案内士試験

既に地理編の問題にチャレンジされた方もいらっしゃると思いますが、地理編の問題はいくつかの点で非常に重要です。頻出であることはもちろんですが、特に現時点では、あの種の問題 (観光に関連する写真などを見せて問うようなもの) を集中して練習できるものがネットでも書籍でもほとんどありません。繰り返し練習して試験に備えるといいでしょう。

一方、ここでの歴史編の問題は地理編ほど重要ではありません。とは言っても、歴史の勉強が必要ないという事とは違います。歴史の試験には、まず 『山川 詳説日本史図録』 を勉強してください。極論すれば、歴史試験のビジュアル対策はあの1冊で充分です。

ここでの問題は、どちらかと言うと、 『山川 詳説日本史図録』 で勉強した事の確認や一般常識対策として使われると良いでしょう。以前のエントリーでも書きましたが、歴史のの知識は地理・一般常識でも役に立ちますから、ここでの問題、特に形状的に際立った特徴のあるものについては、出題されやすいですから答えられるようにしておきましょう。



■ 通訳案内士試験対策問題: 歴史編 (208問) ■
通訳案内士試験: 日本の城日本の城 (20問)

通訳案内士試験: 日本の仏像・塑像(1)日本の仏像・塑像(1) (20問)

通訳案内士試験: 日本の仏像・塑像(2)日本の仏像・塑像(2) (20問)

通訳案内士試験: 日本の絵画・壁画(1)日本の絵画・壁画(1) (20問)

通訳案内士試験: 日本の絵画・壁画(2)日本の絵画・壁画(2) (24問)

通訳案内士試験: 日本の近代美術日本の近代美術 (20問)

通訳案内士試験: 日本の古墳・出土品日本の古墳・出土品 (12問)

通訳案内士試験: 日本の工芸品日本の工芸品 (16問)

通訳案内士試験: 日本の文学者日本の文学者 (16問)

通訳案内士試験: 日本の建築物(1)日本の建築物(1) (20問)

通訳案内士試験: 日本の建築物(2)日本の建築物(2) (20問)



※ プログラムの関係上、テスト画面を見るには 1024 × 768 以上の解像度がないと苦しいかもしれません。
※ 問題作成には気を使ってはいますが、間違い等あるかもしれません。その場合、こちらとしては責任は負いかねますので、予めご了承ください。またプログラムによって何らかの問題が生じたとしても責任は負いませんので、併せてご了承ください。
※ いくつかの問題、例えば日本の城などについては、全部を答えられるようにする必要はありません。私の好みで結構マニアックなものも入っていますので (笑)


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一般常識は地理と歴史

小笠原国立公園

繰り返しになりますが、通訳案内士の一般常識試験では傾向が読めません(少なくとも私にはできませんでした)。この試験はこういうふうに読めばいい、と分析できる人がいたら、正直頭を下げて教えを乞いに行きたいと思いますが、そういう人が現れるまでは、「傾向はわからない」 という事を正直認めなければ、対策を考えていく事はできません。※1 ですので、この話はその事を前提に進めていきたいと思います。

傾向が読めないからといって、必要以上に心配する事はありません。傾向が誰にも読めないという事は、言い換えると受験する人のほとんどが効果的な勉強はできないという事ですから、みんなが得点するのは比較的易しい常識問題と仮定できます。ならば、一般就職用の一般常識問題集を1冊こなしておけば良い、というのが私の取った対策法でした。つまり、積極的に点数を取りにいくのではなく、他の人が得点する可能性があるところで自分は絶対に落とさない、というスタンスで勝負したわけです。
最新最強の一般常識
自分が実際に使ったのは、成美堂の 『最新最強の一般常識』 でした。他にもたくさん一般就職用の一般常識本がありましたが、実際書店で手に取ってみて、別冊の 「直前対策BOOK」 に国際関連からスポーツ・娯楽までうまくまとめられているように思えたので、これを選びました。ですが、この本が1番良いとか言う事ではなく、みなさんがお持ちの知識や好みに合わせて、自分にあった1冊を選ばれる事が肝要かと思われます。ちなみにこの本で勉強した項目からは殆ど出題されませんでしたので、試験対策としてはうまくいかなかったわけですが、1人の社会人として非常に役に立ったと思いますし、自信になりました。

実際の試験で1番役に立ったのは、歴史と地理の勉強をしていた事でした。配点は年によって変わりますが、ここ数年は大抵出ていますから、1番効果が期待できる対策だと考えていいかもしれません。その意味で、一般常識試験の対策は、対策本を一冊やったら、あとは地理と歴史で補填する、という姿勢で臨むのがいいように思います。ただしその場合、これまで言ってきた歴史・地理対策の範囲に加えて、歴史では近代史、地理は伝統産業を含んだ地域産業まで手を伸ばしておいた方がいいでしょう。

但し、この地理・歴史での補填はあくまでメインではありません。まずは一般常識で取りこぼしのないようにしておかないと、出題によっては致命的なダメージを負いかねませんので、注意してください。


※1 逆に本当に傾向が読めていないのに適当な事を言う人の話を信じて、たいして効果のあがらない対策をしても、時間と労力の無駄だと思います。もしもみなさんが、「通訳案内士試験一般常識試験の傾向はこうだ!」 という人に出会ったら、盲目的に従うのではなく、少し時間を取って、それが正しいかどうかを判断してみてください。

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歴史対策はこの3冊で

秩父多摩甲斐国立公園

さて、歴史の対策の話に移りましょう。

以前のエントリーでも書きましたが、歴史対策は文化史だ、と断言しても構いません。文化史の対策だけで充分合格できますし、効果が出るのも速いです。加えて勉強に役立つ良書も多く出版されています。

ただしここを外すと致命傷になりかねないので、漏れがないように3つの違った角度からカバーすると良いでしょう。

まずは文化史。時代ごとに区切った文化を見ていきます(奈良時代はXXX、平安時代はYYYといった感じですね)。私の場合は 『菅野の日本史文化史最速講義(旺文社)』 を使っていました。これが決定版かと言われればそうでもありませんが、実際自分が書店で手に取ってみたものの中から、これなら自分でも使えそうだな、と思ったものを選びました。先にも書きましたが、歴史の勉強に役立つ良書はたくさん出版されていますので、この本に限らず、自分でいいな、と思ったものを使われればよいと思います。

併せて小学校レベルで良いので歴史教科書を読むと、歴史全体の流れも復習できますね。

これらの本と対策本との決定的な違いは、時代の流れの中で文化史を学べる事です。与えられた暗記項目をただ機械的に覚えられる人は対策本でもいいのでしょうが、私には決して効率よいとは思えませんでした。むしろわかり易い説明で、日本の文化史に興味を抱かせながら大切な事柄を説明された方が、たとえ試験ではでないものが多少含まれていたとしても、はるかに記憶に残ると思います。

ま、それはともかく、それがひと通り終わったら、今度は 『超速! 日本文化史の流れ』 をお勧めします。この本を勉強すると、これまでは時代ごとに横に区切られていた出来事に、分野ごとの縦のつながりができるようになります。時代的には何百年も離れていても、こういうつながりの中でこれが出てきたんだな、といった事がわかってくれば、すごく新鮮ですし、暗記ではなく理解する事ができるようになります。

この本自体はかなり細かな分野までカバーされていますので、全てを勉強する必要はないですが、最重要である仏教史や建築・彫刻史、絵画史、文化史は必ずおさえておきましょう。

それからあと一つ忘れてはならないのがビジュアルです。これは迷わず 『山川 詳説日本史図録』 で決まりです。かなり細かなものまで載っていますが、文化に関するところだけで構いません。私は文化史に関連するところだけをコピーして、最重要だと思うものだけを切り貼りした10ページ程の資料を使っていました。実際の作成にかかった時間は2時間ほどですが、実際そこから20点近く試験に出題されました。マークシートで、しかも合格最低点が43点だったと言われている試験ですから、この20点は大きかったです。みなさんもこの2時間の資料作成時間を惜しまないようにしてください。

時間に余裕があるようなら、一般常識対策として文化史に加えて近代史を少しおさえておいた方がいいようにも思いますが、それらは自分の裁量でお願いします。

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使える! 書込み式地図ドリル

上信越高原国立公園

それでは、具体的な教材の話を始めましょう。

通訳案内士試験の地理試験の対策としては、まず成美堂出版の 『脳を鍛える! 書込み式地図ドリル』 をお勧めします。
脳を鍛える! 書込み式地図ドリル
先のエントリーで、地理試験対策として観光資源を勉強する事をあげましたが、その観光資源の勉強で難しいのは、必要な情報がまとめられている本や参考書がないことです。私自身も非常に困りました。例えば、日本の温泉の本を買えば、それに特化した情報(大抵詳しすぎる)は集まるのですが、必要なテーマ毎にいちいち書籍を購入していては、いくらお金があっても足りません。国内旅行業務取扱管理者の教材も使える部分はあるのですが、メインは旅行に関する法規や約款についてですし、オーバーラップしている部分の内容もそちらの試験にかなり特化していました。

そんな時、軽い気持ちで手にしたのがこの本だったのですが、試験対策では非常に大きな力を発揮してくれました。

この本では、前半に 「学校で学んだ日本の地理」 ということで、各地方別に自然や歴史にまつわる事柄・主要な特産物などがまとめてあり、また後半の 「世の中で学んだ日本の地理」 では、テーマ毎に色々な情報がまとめられています。いくつかそのテーマを紹介してみると

・日本の名湯・秘湯
・遊園地・テーマパーク
・日本の伝統産業
・日本の祭
・日本の世界遺産とその候補地
・日本の景勝地
・日本の霊峰
・日本の神社・仏閣

この他、約30ぐらいのテーマ※1 について、ドリル形式で楽しく勉強できるようになっています。他にも何種類か似たようなトレーニング本が出ているのですが、通訳案内士試験対策としてはこれが1番使えそうだったので、私はこれを使いました。

ただ注意していただきたいのは、この本の情報だけでは残念ながら試験対策には充分とは言えないことです。テーマは非常に良いものがセレクトされていますが、問題数は1つあたり20問と限られていますので、他で勉強した内容を追加で書き込んでいく必要があります。それと写真が使われていないので、ドリルの主要な項目については、インターネットなどで実物を写真で確認しておいてください。

この 『地図ドリル』 に追加する情報源としては、教科書や参考書を使うといいでしょう。大抵のものは使えると思いますが、数学研究社の 『<力の5000題(社会)』 などはどうでしょうか。力の5000題(社会)

小学生用だからといって見下す必要はありません。試験に必要な基本情報は網羅されていると思います。意外に思われるかもしれませんが、小学生向けの参考書は本当に大切な事だけをまとめてあるので、全体を把握するにはとても有効です。私の場合、夏休みを使って家に遊びにきていた小学生の姪っ子が使っていたのを借りて勉強しました(笑)。

いずれにせよ、その参考書から通訳案内士試験に必要な情報だけをどんどん 『地図ドリル』 に書き加えていきましょう。河川・山名・湖沼・山脈/山地/高地・盆地/台地・平野などについては、博地図.comのホームページなどから地図を引っ張ってこれますから、これらを使って勉強した内容をテストをするのもいいかもしれません。

それから通訳案内士試験でどうしても外せないのは、国立公園・国定公園の情報です。これは、財団法人国立公園協会が出版している 『自然公園への招待』 が非常によくまとまっています(但し、書店やアマゾンでは購入できません。直接国立公園協会のホームページから注文してください)。この本にはその日本の全ての国立公園・国定公園についての詳しい情報が載っていますし、またそこに掲載されている公園を代表する場所の写真は必ずチェックしてください。

先のエントリーの繰り返しになりますが、地理の試験では、地図や写真を使ったものが3割程度出題されるとガイドラインに明記されています。地理の勉強する際には必ずその事を意識してください。とは言うものの、膨大にある写真情報をくまなく覚える必要はありません。実際のテストでは、用紙に印刷される白黒の5センチ×7センチぐらいの小さな写真で判断できなければなりませんから、かなり特徴のあるものしか出題されないと思っていて間違いありません。そうなると、覚えておかなければならないものは自ずと限定されてきますので、それだけを集中的に勉強すると良いでしょう。

さて、次のエントリーでは、歴史の教材を見ていきましょう。


※1 このドリルには通訳案内士には関係のないテーマのものも多数含まれています。どれをしてどれをしないかは、各自で判断してください。

曇り 通訳案内士試験: 「歴史対策はこの3冊で」 の詳細はこちら > >

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