忘れないようにする工夫

霧島錦江湾国立公園

先のエントリーではかなり厳しい事を書いてしまいましたが、非常に大切な事を書いたつもりです。勝手な思い込みとそれを正当化するという落とし穴は、誰でも陥る可能性があり、また大変抜け出しにくいものです。悪習とはなるべく早く手を切って前に進みましょう。

さて、記憶力をいかにして良くするかという事ですが、これはとりもなおさず、いかに忘れない工夫をするか、ということにほかなりません。その際にキーとなるのは、練習回数、効率、モチベーションの3つです。これは殆どの学習ノウハウ本に書かれていることの繰り返しになりますが、この3つを忠実に守れば、記憶力は普通に機能すると思います。

最近私自身も医学系の論文を英語で読む必要上、毎日かなりの単語を暗記したりしています。事実、用語集(1000語)程度なら、わずかな期間でサッサと覚えてしまうこともあります。とは言え、私に特別な能力があるわけではありません。しかし40代の私でも実践しているのですから、みなさんにだってできるはずです。

但しその為には、いくつかの事に気をつける必要があると思います。

たとえば1日何回ぐらいを目安に練習すれば良いのでしょうか。

人によってそれぞれだと思いますが、私の場合だと、だいたい20〜50回です。覚える時は朝から晩まで徹底して単語漬けになります。昔は単語カードを使っていましたが、最近はコクヨから出ているメモリボを使って、練習回数を増やす事や効率を上げる事を意識しています。



例えば私場合だと100語を復習するのにだいたい2分かかりますが、これをそのまま20回やりつづけると、それだけで40分、200語だと1時間20分もかかってしまいます。これだといくら時間があっても足りません。ここでどう効率を上げるのか、というのも大切な要素です。

メモリボの場合だと、覚えた単語はどんどん非表示にしていけるので、練習も10回目を越えると、だいたい10〜20個ぐらいの単語を復習するだけになります。そうなると、ものの20秒程で効率よく復習できるようになります。しかも復習すべき単語が減ってくると、それがまた励みになるので、練習が苦になりません。

私はこのメモリボを常に携帯していて、移動時間や昼休みといった時間だけでなく、トイレの中やテレビのCMの間などでも常にチェックするようにしています。練習回数と記憶は直接つながっていますから、労を厭わず何度も復習することもポイントです。

モチベーションという点では、私の場合、100語単位で(メモリボがちょうど100語で1セットになっているので)暗記するのにかかった時間を記録するようにしています。これも何分かかったか (全体の練習時間) は測りにくいので、何時までに終わったかだけを記録して表にしています。今日は会社を出る前までに覚えることができた、とか、逆に寝る前までかかったとかを記録するわけですが、やはり早く覚えられた日は記録をつけるのが楽しみになります。些細なことですが、モチベーションを支えるからくりを作っておくというのも大切です。

このように、私は私なりにいろいろ覚える工夫をしています。私のやり方が万人にあてはまるとは思いませんが、最初に書いた3つのポイント 練習回数・効率・モチベーションに気をつければうまくいくはずです。記憶力が悪いという人のから相談を受ける事があるのですが、そういう人は大抵最初の回数でつまづいています。1日2回や3回の練習で覚えられるものなどない、という事を、固く肝に銘じるべきです。

記憶をよくするために、常に情報を収集し、勉強方法を工夫する事も忘れないで下さい。例えば最近、私は寝る前に単語を覚えて朝に復習するということをするようになりました。これは以前、CBSの「60ミニッツ」で紹介されていたのですが、前日に暗記したものは、充分に睡眠を取ると、起きた時には前日よりもよく覚えているという研究結果を見たからです。うれしいことに、私の場合も同様の効果がありました。

それと最後に、私事ではありますが、記憶に纏わるエピソードを紹介したいと思います。

私の父は、現在アルツハイマー病で施設に入っています。見た目だけではわかりませんが、脳のCTを撮ると、記憶を司る海馬 (かいば) という部分が一般成人の半分ほどに縮んでしいます。それでも父は毎日いろんな事を学んでいます。最近は麻雀に手を出し始め、一生懸命役作り (あがり方) を覚えています。その姿はある意味感動的でさえあります。脳にそれだけのハンデを負っていても、人は物を学び続ける事ができるのだと、父は身をもって示してくれています。

それを思えば、私もみなさんも脳が萎縮してしまったわけではありません。十分に記憶力を伸ばせる力はあると思いませんか。

父と麻雀をする日がいまから楽しみです。

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