書評: 日本の都道府県の知識と英語を身につける(石井隆之 著)

先週末たまたま書店で手にする機会があったのですが、通訳案内士試験に使えるなと思ったので、ここで簡単に紹介させていただきます。

日本の都道府県の知識と英語を身につける(CD BOOK)

石井隆之さんという近畿大学の教授が書かれた本ですが、名前に多少聞き覚えがあったので調べてみると、これまでにもたくさん英語に関する書籍を書かれています。すっかり忘れていましたが、私個人も 「国際会議・スピーチ・研究発表の英語表現」 など、昔お世話になった本がありました。その他、TOEIC関係の書籍もたくさん出しておられるようです。

話を本題に戻しますが、この本を開いてまず最初に感じたのは、ユーザーが使いやすいようによく考えられているな、という事でした。例えば細かなことですが、辞書のように縁に章見出しがあるので使いやすいということなども、ただの読み物として使うだけではなく、繰り返し使ってもらうことを意識して作られていると感じます。

特に最初の章で、この本の中でもよく使われる 「日本を紹介する(英語の)基本表現」 がまとめられているのはすばらしいな、と思いました。この章があることで、メインのコンテンツの理解度と学習度が全く違ってくるのは明らかです。著者の石井さんは大学での研究だけでなく、通訳学校や予備校でも教鞭を取っておられていたそうですので、そこでの実践的なノウハウが細かなところまで生かされているような気がします。

内容について詳細に検討したわけではありませんが、通訳案内士試験を受ける前提としてこの程度の知識を日本語でつけていくことはプラスになると感じます。対訳の英語を丸覚えすることは良いとは思いませんが、日本語で気になった表現について英語を見てチェックするといったリファレンス的な使い方は非常に有効だと思います。特に2次の面接試験としての使うのは有効かもしれません。

ただ、これ1冊で通訳案内士試験の邦文試験(地理)に間に合うかと言うと、決定的に欠けているものが二点あります。それはビジュアルとデータです。このサイトでも確認テストとして散々取り上げてきましたが、観光地や景勝地を網羅したビジュアルは、試験で点を稼ぐためには必須です。もう1つは個々のデータ(気温や降水量といった数字を使ったもの)もカバーされておらず、少し残念に思いました。ただ、この本自体は通訳案内士試験だけに特化したものではないので、それは仕方ないところかもしれません。

いずれにせよ、通訳案内士試験の受験を考える方は一度書店で手に取って見られることをお勧めします。2100円は安くはないですが、元は充分取れると思います。以前ご紹介した 「なるほど知図帳日本〈2009〉」 と併せてお勧めします。
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