秘密のケンミンSHOW



あまりバラエティには興味がないのだが、たまに日曜の 「秘密のケンミンSHOW」 の再放送を見ることがある。内容としてはたわいもないものが多いが、時として考えさせられることがある。特に自分がいかに先入観を持って物事を見ているかを思い知らされることが多い。

この間も、石川県の赤い鏡餅を不思議な思いで見たし、固い桃を食べている山梨県の人に驚いたりした。同番組では大阪の特集をよくやっているが、大阪に住むものとして、節分に恵方巻きを食べるという習慣が近畿限定のものだとか、線香花火の柄の部分が藁なのは大阪だけなどと知らされると、自分の持つ日本観というものが絶対ではないことに気付かされる。

このことは、通訳案内士の人や通訳案内士を目指している人(この場合は日本人)にとっても大きな意味合いを含んでいる。つまりその本人が日本人として持っている習慣や価値観といったものは、必ずしも多くの日本人に共通のものであるとは限らないからだ。

例えば日本の事象を説明する時、「節分」 を説明せよと言われたら、自分だったら間違いなく恵方巻きの事を話すだろう。しかし、それは不適切なのだろうか。

節分に恵方巻きを食べるという習慣は、大阪を含む近畿圏では実際に行われているわけであるから、実際その話をしたとしても何ら問題はない。ただ、これを一般化して、日本全国共通の習慣だという話をしてしまうと、間違った知識を与えてしまったことになる。かと言って、自分で見たこともしたこともないことを、本からだけの知識で、これが日本の標準ですなどと話してしまうことにも非常に抵抗がある。

このような事態を避けるためには、情報をいかに提示するかということに注意を払うことが、一番現実的な解決策だろう。

通訳案内士とそれを目指す人たちは、常々見識を広めるように努力する必要があるのだが、とは言っても、そういった知識を得るにも限界がある。だから、日本全国での浸透度が不明な習慣その他については 「私の周りでは」 「他の地域は知らないが、この地域では」 のような限定をつけて説明した方が無難である。しかも、自分が実際にしていることを話せるので、上滑りな知識だけの紹介だけにもおわらない。

しかし、この秘密のケンミンSHOWで扱っているような地域限定ネタは、絶対にスモールトークで使える。こういったネタを使うと、絶対に観光客の食い付きが違ってくる。また、以前のエントリーでも書いたが、2次試験に向けて勉強している人も、面接試験の会話の中にこういう話を入れることができたら、会話がドンドン弾んでいくことが実感できると思う。

通訳案内士を目指す人は必ずこの番組を見るように、とまでは言わないが、まあちょっとしたネタの仕込みだと思えば、また違った視点から番組を楽しめるのではないだろうか。

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